災害時、食料以上に必要となるのがお水です。
飲むためのお水だけでなく、生活するための手を洗ったり、身体を拭いたり、場合によってはトイレに流すための水も必要になります。
それぞれについて、説明していきます。
目次
飲料水としての水
まず絶対に用意しておきたいのが、一般的なミネラルウォーター等のお水です。しかし、スーパー等で販売されている普段使いのお水は、よく見てみると賞味期限があまり長くありません。
だいたい半年〜1年程度で期限が切れてしまうものが多いようです。
普段から消費していくのであればいいのですが、浄水器のお水を飲んでいる方には難しいと思います。
そこでおすすめなのが、備蓄用の水です。
備蓄用の水は賞味期限が5年程度のものが多く、一度買ってしまっておいても長持ちするので安心です。
特にお水は保存場所に困りますよね。床下やクローゼットの奥にしまって置いたりするとおもいます。
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必要な量は?
1日に必要な飲料用の水の量は約1.5~2リットル程度です。だいたい1人あたり1日ペットボトル1本分を準備しておくようにしましょう。お水じゃなくてお茶でもいいかもしれませんが、ケガをした場合に水をかけて洗い流したり、調理に使うこともできるため、お水がオススメです。
生活用水としての水
飲料水を使うこともできますが、もったいないですよね。まずは、なるべく水を使わなくて済む方法を準備しておくことです。
例えば、ウェットティッシュや流さなくてもいい携帯用トイレなどの工夫です。
といっても毎日の生活には水が欠かせません。災害時に水が断水することもあり、そうなると水道の復旧には早くても数日かかってしまいます。
その間に給水車による給水などを受けられればいいですが、最低でも初めの3日分程度の生活用水は準備しておくことをおすすめします。
お風呂の浴槽に水を貯めておく、という方法もよく聞きますが衛生的にもよくないですし、万全ではありません。
ではどのようにして水を保管するか。
1つはポリタンクに水を貯めておく方法です。ポリタンクといっても、最近では折り畳みのコンパクトなポリタンクがあります。
これをいくつか用意しておくと安心です。
お金をかけずに使用済みのペットボトル(2L)に貯めておく、という方法もあります。
必要な量は?
飲み水は1日当たり1.5~2リットルと書きましたが、生活用水は何倍もの量が必要となります。一番想像しやすいのは、トイレに流す水の量を基準にすることです。
トイレの便器が壊れていない限り、停電や断水になっても、トイレに直接水を注ぐことによって、流すことができます。
しかし、旧タイプの便器では一回に流す水を約13L使い、最近の節水タイプで一番流す水が少ないタイプの便器でも4Lの水を使っています。
災害時、断水している中では、贅沢は慎まなければならないので毎回毎回便器に水を流さないかもしれませんが、
あまり貯めすぎても流れなくなってしまうので、適度に流す必要があります。
1回で数リットルもの貴重な水を流すとなると、考えちゃいますよね。
1日で何人が使用するかにもよりますが、ざっと20リットル位は必要となると、
トイレだけでも1日20L。3日分となると約60Lの水を準備しておきたいですね。
そんなに置いておくスペースが無い、という方は思い切って部屋の外に置くのもOKです。
その場合、こちらのようなしっかりとしたポリタンクをオススメします。
水缶 コック付 BUB 20L 水タンク