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なぜ最低3日分も必要なの?
最近では非常食の種類が増えてきて、種類はたくさんあるけど、何をどのくらい用意すれば良いのか分からない!とお悩みの人は多いのではないでしょうか?
1つの目安が3日分の備蓄です。
災害直後からの約3日間は、特にライフラインの全てが途絶えた場合、食べ物を食べることは大変に難しい状況になると予想されます。
東京都では東日本大震災を教訓に、「帰宅困難者対策条例」というものが作られ、ハンドブックには以下のように書かれています。
帰宅困難者が施設内に留まれるように、3日分の水・食料・その他必要物資の備蓄が努力義務となっています。また、震災の影響の長期化に備え、3日分以上の備蓄についても検討しましょう。
3日分の備蓄量の目安
水:1人あたり1日3リットル、計9リットル
主食:1人あたり1日3食、計9食備蓄品目の例示
水:ペットボトル入り飲料水
主食:アルファ化米、クラッカー、乾パン、カップ麺
※水や食料の選択に当たっては、賞味期限に留意する必要がある。
以上のことからも最低でも3日分ということですね。
ライフラインの復旧までの食事
また、ライフラインが復旧するまでの間に、飲食に困らないように、という観点でも見てみましょう。
電気:停電になっても比較的早く復旧するのが電気です。
水道:一般的に電気の次に復旧が早いのが水道です。
ガス:壊れてしまったガス管などを補修するのには、時間がかかります。
実際の例を見てみましょう。
2016年4月に起きた熊本地震では、
電気は1週間
水道は1週間
ガスは2週間
で9割程度の世帯が復旧しました。
2011年3月に起きた東日本大震災でも、電気は1週間前後で大半の世帯が復旧しました。
(津波で流されてしまった地域を除く)
といっても、熊本地震の場合、電気に限って言えば約8割の世帯では3日で復旧していました。
以上のことから、最低でも、”最低でも3日分”の朝食、昼食、夕食分を準備しておきたいですね。
そうなると次に考えるのが献立と必要な量です。
非常食と言っても、なるべく普段の食事に近いものを選択するようにしましょう。
朝食はパン派の方は、朝にはパンを、昼は麺類でも良い方は麺類を、夜はしっかりとお米を食べたい方はお米類を、というイメージです。
1日3食×3日分×人数分となると、なかなかのボリュームになりますね。
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非常食を準備する上でのポイントとは
1.なるべく火や水を使わず調理できるもの、またはそのまま食べられるものを選びましょう。
2.衛生面を考慮し、なるべく1食で食べきれるものを選びましょう。
3.小さなお子さんやお年寄りも食べやすく、アレルギー等も確認しましょう。
4.非常食は炭水化物がメインになりがちなので、栄養のバランスも検討しましょう。