非常食の賞味期限切れ

賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではない

ほとんどの非常食は、2年~5年程度の長い期間、保存ができるように作られています。
特に、水分を含んでいないアルファー米などの商品は、賞味期限が過ぎたからといって見た目に変化が起こるわけではありませんし、すぐに食べられなくなる、という意味ではありません
開封して確認するとわかりますが、もちろん変色や異臭がするものは食べずに処分しましょう。

賞味期限と消費期限

賞味期限と消費期限の違いをご存知ですか?
賞味期限とは、おいしく食べることができる期限のことです。
これは容器や缶などを未開封の状態のもので、この期限(年月日)までは”品質が変わらず美味しく食べられますよ”ということを示しています。
主に、消費期限が設定されている商品よりも、傷みにくい食品に表示されています。

一方、消費期限とは、安全に食べられる期間のことです。
消費期限を過ぎると、腐り始めたり、安全な状態ではなくなることを意味しています。

どちらか一方のみだけ表示されているケースがほとんどですが、賞味期限は多少過ぎてしまっても食べることができる、ということがお分かりいただけましたか。
もちろん、どちらも未開封の状態で正しい保存状態で保存されていたものに限ります。

非常食を普段の食事に取り入れる

非常食の賞味期限が大幅に切れてしまうと、せっかく購入した食品が無駄になってしまいますよね。
そのため、定期的に賞味期限を確認、もしくは一覧などにして管理しておく必要があります。

オススメの方法は、「ローリングストック法」という方法です。
これは、普段の食事の一部に非常食を取り入れることによって、普段から非常食を消費することによって、新たに非常食を買い足す、という方法です。
こうすることによって、賞味期限をこまめに確認する必要もなく、非常食の管理が簡単に行えます。

ローリングストック法とは

食べきれない場合は

もし、ストックしている非常食が食べきれない場合、捨てるのは勿体ないですよね。
そんな時、覚えておいてほしいのが「フードバンクへ寄付をする」、という選択肢です。

フードバンクとは、賞味期限内でまだ食べられる食材を寄付することができる団体のことで、60年代にアメリカでスタートし、今では日本を含め世界各国で展開しています。
日本ではセカンドハーベスト・ジャパンという団体がNPO法人として活動しています。
個人からも食べ物の寄付を受け付けています。
詳しくはこちら
http://www.2hj.org/support/food/