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非常食を買ったのに、気づいたら賞味期限が切れていた。
そんな失敗をなくす方法が、ローリングストック法です。
そんな失敗をなくす方法が、ローリングストック法です。
- 買った非常食を、気づいたら期限切れにしてしまう
- ローリングストック法という言葉は聞いたが、何から始めるのか分からない
- 始めても続かず、いつのまにかやめてしまう
非常食を用意しても、しまい込んだまま期限を迎えてしまうことは珍しくありません。
そこで役立つのが、普段から食べて買い足していくローリングストック法です。
この記事では、ローリングストック法の考え方と、実際に始めるための手順、そして続けるためのルールをお伝えします。
この記事を読むとわかること
・ローリングストック法とは何か、通常の備蓄と何が違うのか・実際に始めるための3つの手順
・続けるために決めておきたいルール
・この方法に向く食品と向かない食品
目次
非常食の期限切れを防ぐ
皆さんは、準備した非常食の賞味期限を管理していますか?買ったときは3年や5年先だと思ってしまい込んで、そのまま忘れてしまうこともありますよね。
そのままにしてしまうと、いざという時に期限切れの非常食を食べなくてはならなくなります。
この記事では、効率よく賞味期限を管理する方法をご紹介します。
ローリングストック法とは
最近ではとても美味しい非常食が多く発売されています。非常時だけでなく、普段から食べることができるので、長期保存できるかどうか、という観点だけで選ぶのではなく日常的に食べているものと同じように美味しく食べられるか、といった点で非常食を購入することをお勧めします。
ローリングストック法とは、非常食を日常的に消費することによって、新しい非常食を補充していく方法のことです。
こうすることによって、賞味期限が近いものから消費し、賞味期限切れを防ぐことができます。
例えば、毎月1日に1つ食べる、といった感じです。
さらに、非常食がローテーションされていくのと同時に、普段から食べ慣れておくことによって、いざという時に抵抗を感じなくてすみます。
最近では、非常食をアレンジして美味しく食べるレシピなども公開されていますので、ひと手間加えて楽しんでみてはいかがでしょうか。
朝食に組み込むと続けやすく、具体的な献立は非常食で作る朝ごはんの献立|保存パンとパックごはんの使い方で紹介しています。
従来の備蓄との違い
これまでの備蓄は「非常食を買って、しまって、期限が来たら買い替える」という考え方でした。いっぽうローリングストック法は「普段の食料を少し多めに持ち、古いものから食べて減った分を買い足す」という考え方です。
| 比較項目 | 従来の備蓄 | ローリングストック法 |
|---|---|---|
| 保管する場所 | 押し入れの奥など | 普段の食品と同じ場所 |
| 期限の管理 | 数年ごとに一括で確認 | 食べるたびに自然と入れ替わる |
| 味の確認 | 非常時に初めて食べる | 事前に食べて確かめられる |
| 買い替えの負担 | 一度に大きな出費 | 普段の買い物に分散される |
大きな違いは、期限を「管理する」のではなく「自然に入れ替わる仕組みを作る」点にあります。
そのため意志の力に頼らずに続けられます。
ローリングストック法の始め方3ステップ
難しく考える必要はありません。次の3つの手順で始められます。
ステップ1 普段食べているものから選ぶ
最初から専用の非常食をそろえる必要はありません。レトルトのカレー、パックごはん、インスタントの味噌汁、缶詰など、普段の食事に登場するものから選んでください。
普段食べないものを選んでしまうと消費できず、結局そのまま期限を迎えてしまいます。
そのため「非常食を選ぶ」より「よく食べるものを少し多めに買う」と考えるほうがうまくいきます。
ステップ2 必要な数だけ多めに買う
最低3日分が目安とされているため、1人あたり1日3食で9食分を上乗せします。2人家族なら18食分、4人家族なら36食分が目標です。
ただし最初から全部そろえようとすると挫折しやすくなります。
まずは3食分から始めて、慣れてきたら数を増やしていくほうが続きます。
家族構成ごとの必要量は非常食は家族構成別に何が必要?人数別の早見表つきで解説しています。
ステップ3 食べたら同じ数を買い足す
食べたらその分だけ買い足します。これを繰り返すだけで、備蓄の量は変わらないまま中身が新しいものに入れ替わっていきます。
買い足しを忘れないコツは、食べた時点で買い物メモに書いてしまうことです。
週末の買い物までに思い出そうとすると、たいてい忘れてしまいます。
続けるために決めておきたい3つのルール
始めることより、続けることのほうが難しいものです。そこで次の3点をあらかじめ決めておくと、無理なく回っていきます。
1 食べる日を決めておく
「毎月1日」「毎月最初の週末」のように日を固定してください。気づいたときに食べようとすると、結局手つかずのまま時間が過ぎてしまいます。
防災の日である9月1日や、月の初めなど覚えやすい日にすると習慣になりやすいでしょう。
点検が続く仕組みの作り方は非常食を備えている家庭は4割|点検が続く仕組みの作り方にまとめました。
2 手前から食べて、後ろに補充する
買ってきたものを手前に置いてしまうと、奥の古いものがいつまでも残ります。そのため補充するときは必ず奥へ入れ、食べるときは手前から取り出してください。
この並べ方だけで、期限の古いものから自然に消費されていきます。
3 買った日を書いておく
賞味期限の表示は小さく、探すのに手間がかかります。そこで購入した時点で、箱や袋に油性ペンで大きく期限を書いておくと確認が一度で済みます。
ローリングストック法に向く食品・向かない食品
どんな食品でも回せるわけではありません。| 食品の例 | 理由 | |
|---|---|---|
| 向いている | レトルト食品、パックごはん、缶詰、インスタント麺、乾麺、栄養補助食品 | 普段の食事に無理なく組み込める |
| 向いていない | アルファ米、乾パン、保存缶のパン | 保存期間が5年前後と長く、日常では食べにくい |
保存期間の長い専用の非常食は、ローリングストックで回すのではなく、期限を記録して数年ごとに入れ替える形が向いています。
つまり両方を併用し、「日常で回すもの」と「置いておくもの」に分けて考えるのが現実的でしょう。
種類ごとの保存期間は非常食の賞味期限は何年?種類別の保存期間一覧で一覧にしています。
うまくいかないときの原因
続かない場合、原因はたいてい次のどれかです。- 食べる日を決めていないため、消費のきっかけがない。
- 普段食べないものを選んでしまい、消費するのが苦痛になっている。
- 保管場所が普段の動線から離れていて、存在を忘れてしまう。
このうち保管場所は見落としがちですが、影響が大きい要素です。
キッチンの手が届く場所に置けているかどうかを、一度確認してみてください。
置き場所の考え方は非常食の保管場所でまとめています。
ローリングストック法のよくある質問
月に1回で十分です。
賞味期限が3年の食品なら、月1回の消費でも期限内に回りきります。
賞味期限が3年の食品なら、月1回の消費でも期限内に回りきります。
水分の少ない食品であれば、すぐに食べられなくなるわけではありません。
判断の基準は非常食の賞味期限切れはいつまで?期間別の目安と5つの判断基準でまとめています。
食べきれない量がある場合は、フードバンクへ寄付するという選択肢もあります。
判断の基準は非常食の賞味期限切れはいつまで?期間別の目安と5つの判断基準でまとめています。
食べきれない量がある場合は、フードバンクへ寄付するという選択肢もあります。
一時的に買い足すぶんの出費は増えますが、その後は食べた分を買い足すだけなので普段の食費と変わりません。
数年ごとにまとめて買い替える従来の方法より、出費が平準化されます。
数年ごとにまとめて買い替える従来の方法より、出費が平準化されます。
まとめ
ローリングストック法は、普段の食料を少し多めに持ち、古いものから食べて減った分を買い足していく方法です。期限を管理するのではなく自然に入れ替わる仕組みを作るため、意志の力に頼らずに続けられます。
まずは次の買い物で、よく食べるレトルト食品を1つだけ多めに買ってみてください。
そして食べる日を1日決める。
それだけで、期限切れで捨てる非常食はなくなっていきます。
