ルヴァン保存缶は非常食になる?カロリーと保存期間を解説

ルヴァンクラッカーは、ヤマザキビスケットが製造販売するクラッカー商品です。
「ルヴァン」とは、フランス語で「発酵種」の意味であり、山崎製パンの「ルヴァンバターロール」等の商品にも使用されています。
この人気クラッカー実は非常食としても隠れた人気商品です

  • 乾パンは苦手だけれど、食べ慣れた味なら備えておけそうだと感じている
  • ルヴァンの保存缶が何年もつのか、1缶でどれくらいのカロリーがあるのか知りたい
  • 「災害救助用クラッカー」という名前で探しているが、どれを選べばよいのか分からない

普段スーパーで買っているルヴァンに、5年以上保存できる缶入りタイプがあることをご存じでしょうか。
乾パンは苦手だけれど、食べ慣れた味なら非常食として備えておけるという方に向いている商品です。

この記事では、実際に缶を購入して中身を確認したうえで、カロリーや保存期間、備蓄する際の考え方をお伝えします。

この記事を読むとわかること
ルヴァン保存缶のカロリーと内容量
保存期間が何年なのか、なぜ長くもつのか
「災害救助用クラッカー」を探している場合にどれを選べばよいか
賞味期限が切れたクラッカーをどう判断すればよいか

ルヴァン保存缶は食べ慣れた味で備えられる非常食です

結論からお伝えすると、ルヴァンの保存缶は非常食として扱いやすい商品です。
理由は、調理も水も必要なく缶を開ければすぐ食べられること、そして普段食べているものと味がほとんど変わらないことにあります。

非常食は「いざというときに口に合わない」という失敗が起こりがちです。
その点、子どもの頃から親しんできた味であれば、災害時の張り詰めた状況でも安心して食べられます。

ルヴァン保存缶のカロリーと内容量

非常食を選ぶうえでカロリーは重要な判断材料になるため、メーカーが公表している数値をもとに単位ごとに整理しました。
以下はルヴァンプライム保存缶Lの数値です。

単位カロリー
1袋(13枚)あたり227kcal
1枚あたり約17.5kcal
1缶(104枚・8袋)あたり約1,816kcal

成人が1日に必要とするエネルギーはおよそ1,600kcalから1,800kcalとされています。
そのため1缶あれば、ほかに何も食べられない状況でも1日分のエネルギーをまかなえる計算になります。

ただし実際にはクラッカーだけで過ごすわけではなく、主食や汁物と組み合わせて食べることになります。
そのため日数分をクラッカーだけでそろえる必要はなく、ほかの非常食と役割を分けて考えるほうが現実的でしょう。

13枚ずつの個包装が備蓄に向いている理由

ルヴァン保存缶の中身。13枚入りの個装袋が並んでいる
ルヴァン保存缶は104枚が無造作に入っているのではなく、13枚ごとに個包装されています。
そのため一度に食べきる必要がなく、開封後に湿気てしまう心配も小さくなります

1袋が227kcalという区切りの良さもあり、1人1食分として配りやすいのも利点です。
家族で分ける場面や、避難所で渡す場面を考えると、この個包装は想像以上に扱いやすく感じました。

缶のサイズと重さ

缶の梱包サイズは31.5×12.4×10.7cmで、重量は800gです。
2リットルのペットボトルより少し背が低い程度なので、収納場所に困るほどではありません

保存期間は製造から5年3ヶ月

ルヴァンプライム保存缶の保存期間は、製造から5年3ヶ月です。
一般的な非常食が3年から5年であることを考えると、長い部類に入ります。

脱酸素剤で酸化を防いでいる

これほど長くもつのは、缶の中に脱酸素剤が封入されているためです。
クラッカーは油分を含むため、時間が経つと酸化して風味が落ちていきますが、酸素を取り除いておけばその進行を抑えられます。

注意
そのため缶が膨らんでいたり錆びていたりする場合は、この仕組みが働かなくなっているサインになります。
期限内であっても、そうした変化がある缶は食べずに処分してください。

S缶とL缶で枚数が違います

保存缶にはSとLの2種類があり、中身の量が異なります。

種類内容量1缶あたりのカロリー
ルヴァンプライム保存缶S13枚×3袋(39枚)約681kcal
ルヴァンプライム保存缶L13枚×8袋(104枚)約1,816kcal

一人暮らしであればS缶を複数そろえるほうが管理しやすく、家族で備えるならL缶がまとめやすくなります
一人暮らしでの備え方は非常食を一人暮らしでも準備してみませんかでまとめています。

ヤマザキビスケット ルヴァン保存缶S 36枚×3個セット
3缶セット 3755円

「災害救助用クラッカー」を探している方へ

自治体の備蓄品などで配られるクラッカーを指して「災害救助用クラッカー」と呼ぶことがあります。
ただしヤマザキビスケットの製品一覧を確認すると、その名称の商品は掲載されていません

つまり一般に流通しているのは、ここで紹介しているルヴァンプライム保存缶が該当します。
市販品として同じものを備えたい場合は、保存缶のSまたはLを選べば間違いありません

缶に印字された「災害用伝言ダイヤル171」

缶には「災害時の安否情報が確認できる電話サービス」として171の利用方法が詳しく明記されています
いざというときに「録音」「再生」の手順で迷われてもこれで安心です。

このようなひと工夫に企業努力を感じてとても好印象ですね。
非常食は口にするその瞬間に手元にあるものなので、そこに使い方が書かれている意味は小さくありません。

ルヴァン保存缶に印字された災害用伝言ダイヤル171の使い方

クラッカーが非常食に向いている3つの理由

数ある非常食のなかでクラッカーを選ぶ利点を、3つに整理しました。

1. 調理も水も必要ない

アルファ米は水かお湯を注ぐ必要がありますが、クラッカーは缶を開ければそのまま食べられます。
そのため断水している状況や、火が使えない状況でも問題なく食べられます

水が使えない場面で頼りになる非常食は、お水も不要!そのまま食べれる缶詰飯3種でもまとめています。

2. 塩分をあわせて補給できる

クラッカーには塩分が含まれているため、汗をかいた後や気温の高い時期に不足しがちなミネラルを補えます
甘いお菓子だけを備えていると、この点が抜け落ちてしまいます。

3. 世代を問わず食べやすい

乾パンは硬さが気になるという声がありますが、ルヴァンはサクサクとした軽い食感です。
そのため子どもから高齢の方まで食べやすく、家族の人数が多い家庭でも1種類でまかなえます

賞味期限が切れたクラッカーは食べられる?

クラッカーは水分が少ないため、賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
未開封で高温多湿を避けて保管されていたものであれば、期限を数か月過ぎていても食べられる場合があります

ただし油分を含むため、時間の経過とともに酸化が進み風味は落ちていきます。
開けたときに古い油のようなにおいがしたら、傷んでいるサインなので食べないでください

期間ごとの目安や、食べる前に確認したい判断基準は賞味期限切れ非常食はいつまで食べられる?安全な見分け方と活用術で詳しく解説しています。

ヤマザキビスケットとは

弊社は2016年9月より商号を「ヤマザキビスケット株式会社」に変更し、新たに出発いたしました。
1970年の創業以来、「価値ある製品の提供」をモットーに、真摯に社業に取り組み、 「チップスター」「ピコラ」などのロングセラー商品を市場に送っています。
ヤマザキビスケットのロゴ
ヤマザキビスケットは、これらの製品に続き、「ルヴァン」「ルヴァンクラシカル」「ルヴァンプライムスナック」などのルヴァンシリーズや「ノアール」をはじめ魅力ある製品を開発していて、スーパーのお菓子コーナーにいってみると、ヤマザキビスケットの商品は「これもそうだったの!」と新発見。

子供の頃からの親しんできたこの味を食べると懐かしい記憶が。
また、ヤマザキビスケットは、国内メーカーと言う、品質への信頼感もあります

ルヴァン保存缶に関するよくある質問


保存缶であっても、味や食感は市販のルヴァンとほとんど変わりません。
長期保存のために味を犠牲にしているわけではないため、日常のおやつとしてもそのまま食べられます。
缶を開けた時点で脱酸素剤の働きは失われるため、開封後は早めに食べきってください。
ただし中身は13枚ずつ個包装されているので、袋を開けていない分は湿気りにくい状態が保たれます。
クラッカーだけで必要量をそろえる必要はありません。
主食となるアルファ米や缶詰と組み合わせ、補助として1家族あたり1缶から2缶を目安にすると無理がないでしょう。
家族構成ごとの必要量は地震に備えていますか?各家庭で備蓄しておくべき非常食で解説しています。
ビスコやハーベストにも保存缶があり、それぞれ甘さや容量が異なります。
食べ比べた感想はビスケット系非常食を3種類ご紹介します!でまとめています。

まとめ

ヤマザキビスケットは、災害時用の保存食にも力をいれています。
ルヴァンプライム保存缶は製造から5年3ヶ月保存でき、1袋13枚で227kcalL缶なら1缶で1日分のエネルギーをまかなえます

我が家も乾パンよりルヴァン派です。
まずは普段のルヴァンを買って食べてみて、口に合うことを確かめてから保存缶をそろえるのが確実な進め方でしょう。

食べ慣れた味を1缶置いておくだけでも、もしものときの安心感はかなり変わります

ヤマザキビスケット ルヴァンL 75枚