ご飯の缶詰はそのまま食べられる?サンヨー堂3種を食べ比べ


災害で水も火も使えなくなったとき、ごはんはどうやって食べればいいのかな。
そんなときに頼りになるのが、缶を開けるだけで食べられるごはんの缶詰です。

非常食のごはんといえばアルファ米が定番ですが、アルファ米は水かお湯がないと作れません。
断水していて手元に水がない状況では、その水すら貴重になってしまいます。

そこで役立つのが、調理をまったく必要としないごはんの缶詰です。
この記事では、サンヨー堂の飯缶を3種類実際に買って食べ比べ、そのまま食べられるのか、味はどうなのかを確かめた結果をお伝えします。

この記事を読むと分かること

ごはんの缶詰は本当にそのまま食べられるのか
とりめし・五目めし・牛めしの味と具材の違い
アルファ米と缶詰ごはんはどう使い分けるか
備蓄するときに確認しておきたい注意点

缶詰ごはんは水もお湯もいらず、そのまま食べられます

お米のごはんは、お湯やお水を注いで調理するアルファー米が一般的ですが、そんなお水が無い時でも食べれるのが、缶詰飯です。
缶を開ければ、そのまま食べれる状態になっているのが缶詰飯のメリットです。
逆に、缶詰飯のデメリットは缶切りが必要なのと、温めないとあまり美味しくない、という点です。

つまり缶詰ごはんは「調理の手間がゼロである代わりに、おいしさは温め次第で変わる」食品だと考えてください。
水も火も使えない最悪の状況を想定するなら、この特性はかなり心強いものになります。

サンヨー堂 飯缶「とりめし」を食べてみました

「とりめし」とだけ書いてあり、シンプルかつ興味深い缶詰だと思いましたので、試食用と非常食用にそれぞれ2個買ってみました。
温めた後、期待して缶詰を開けてみると、ふっくらご飯が顔を出してくれました。
薄茶色の美味しそうなご飯でしたので、テンションが上がりましたね。
ただ、鶏肉の量が思ったより少ないと感じました。
食べてみると、ご飯のもちもち感がよく分かりました。
これなら、小腹もきっちり満たすことができると思いました。
鶏肉も良い味出してましたし、その点は文句ありませんね。

ただ、缶詰をお湯でゆでてから食べるということになりますので、その点の手間についてはマイナスポイントとなりそうです。
値段については、私の場合は400円ほどで購入しましたので、コストパフォーマンス的にはまずまずと言ったところでしょうか。

サンヨー 飯缶 とりめし 185g×2個



サンヨー堂「五目めし」を食べてみました

五目飯はよく作って食べてましたので、缶詰タイプはどうかなぁと思い、買ってみました。
五目飯というのは具材の多さがウリですので、どのくらい入ってるのかと思い缶詰を開けると、期待以上でした。
椎茸やニンジン、タケノコやゴボウ、鶏肉など、美味しそうな具材がたくさん入っているのが分かりましたので、嬉しかったですね。
味についてですが、個人的には美味しいと感じました。
醤油がしっかり効いていましたし、ご飯のもちもち感も良かったですね。

量については、少し多いと思うくらい十分なものでした。
ご飯のもちもち感がそうさせるのかもしれませんが、思いのほか腹を満たすことができてよかったですね。
知人にも勧めたいと思います。

具材が多いぶん、おかずを別に用意しなくても一食として成立するのが五目めしの強みです。
非常時はおかずまで手が回らないことを考えると、この点はかなり実用的でしょう。

サンヨー 五目めし 185g×24缶



サンヨー堂 飯缶「牛めし」を食べてみました

牛丼は簡単におなかがいっぱいになり誰もが大満足。
非常食用も欲しいと感じ、こちらの商品を買ってみました。
牛めしということですので、牛肉がどれだけ入っているのかが重要な点ですよね。
いざ缶詰を開けて確かめてみると、意外に多く牛肉が入っていることが分かり、安心しました。

ただ、一般的な牛丼に入っているようなお肉ではなく、カップヌードルに入っているお肉に近いようなものでした。
そのため、イメージとのギャップを感じる人は多いと思います。
味に期待を寄せて食べてみると、ご飯もお肉も美味しかったですね。

思ったより硬くなく、やわらかいお肉でしたので、買ってよかったと思いました。
勢いで食べてしまい、すぐになくなってしまったのですが、容量としてはまずまずだと思います。
これを食べて、「全然足りない!」と思う人は少ないと思います。
個人的には満足できました。

サンヨー 飯缶 牛めし 185g×2個

3種類を比べた結論と、そのまま食べるときの注意点

サンヨー堂の飯缶を3種類食べ比べた結果をまとめます。

商品具材の量味の印象向いている人
とりめし鶏肉は少なめご飯がもちもちまずは1缶試してみたい方
五目めし椎茸・ニンジン・タケノコ・ゴボウ・鶏肉と豊富醤油がしっかり効いている具材の多さを求める方
牛めし牛肉は意外に多い肉がやわらかいしっかり満腹感が欲しい方

3種類のなかで具材の満足度がもっとも高かったのは五目めしでした。

そのまま食べられますが、温めたほうがおいしくなります

缶詰ごはんは缶を開ければそのまま食べられる状態になっているため、火も水も使えない状況でそのまま口にしても問題ありません。

ただし常温のままだとご飯が硬く感じられ、味も落ちてしまいます。

そのため、お湯が使える状況であれば、缶を湯せんしてから食べるほうがおいしく食べられます。

缶切りが必要かどうかを必ず確認しましょう

缶詰ごはんの弱点は、製品によって缶切りが必要になることです。

非常時に缶切りが見つからないと食べられなくなってしまうため、備蓄するときはプルトップ式かどうかを確認し、缶切りもあわせて保管しておいてください。

水を使ってよい状況であれば、水を注ぐだけで作れるアルファ米のほうが軽くて保存期間も長くなります。

缶詰ごはんとアルファ米を組み合わせて備えておくと、水が使える場合と使えない場合の両方に対応できます。


缶詰ごはんとアルファ米はどう使い分ける?

どちらもごはんの非常食ですが、性格がかなり違います。
両方を並べて比べると、役割の違いがはっきりします。

比較項目缶詰ごはんアルファ米
水・お湯不要必要
調理時間なし水で60分・お湯で15分程度
重さ・かさ重くかさばる軽くて薄い
保存期間の目安3年前後5年前後
そのまま食べるできるできない

つまり缶詰ごはんは「水がまったく使えない最初の数日」に、アルファ米は「給水が始まってからの数日」に向いています。
そのため、どちらか一方だけをそろえるのではなく、両方を組み合わせておくのが現実的な備え方でしょう。

持ち出し用と自宅用で分けるのがおすすめ

缶詰は重いため、避難時に持ち出す非常用袋には向きません。
その一方で自宅にとどまる在宅避難では、重さは問題にならず、調理不要という利点だけが効いてきます。

そのため持ち出し袋にはアルファ米、自宅の備蓄には缶詰ごはんという分け方をしておくと、どちらの状況でも困りません。
必要な量の考え方は地震に備えていますか?各家庭で備蓄しておくべき非常食でまとめています。

缶詰ごはんに関するよくある質問

本当に温めずに食べても大丈夫ですか

問題ありません。
缶詰ごはんはすでに加熱調理されたものが密封されているため、そのままの状態で食べられるように作られています。
ただし冷たいままだとご飯が硬く感じられるので、可能であれば湯せんするか、日なたに置いて少し温度を上げるだけでも食べやすくなります。

保存期間はどれくらいですか

缶詰タイプのごはんは3年前後が目安です。
アルファ米の5年前後と比べると短めなので、まとめ買いする場合は期限をずらして買い足していくと管理しやすくなります。
種類ごとの保存期間は非常食の賞味期限は何年?種類別の保存期間一覧で一覧にしています。

缶が膨らんでいたら食べられますか

食べないでください。
缶の膨らみは中で細菌が繁殖しているサインの可能性があり、賞味期限内であっても処分する必要があります。
錆びがひどい場合や、開けたときに異臭がする場合も同様です。

1人あたり何缶用意すればよいですか

1缶185gはごはん茶碗1杯強にあたるため、1食1缶が目安になります。
水が使えない状況を3日分想定するなら、1人あたり9缶前後を目標にするとよいでしょう。
ただし缶詰だけでは重くなりすぎるため、アルファ米と半分ずつ用意する形でも問題ありません。

まとめ

サンヨー堂の飯缶は、水も火も使えない状況でそのまま食べられる数少ない主食です。
3種類のなかでは具材の多い五目めしがもっとも満足度が高く、おかずを別に用意しなくても一食として成立しました。

まずは1缶だけ買って、実際に温めずに食べてみてください。
その味を知っておけば、いざというときに「食べられるかどうか」で悩まずに済みます。