ペットと同行避難する準備|フード・水・持ち物リスト


地震や台風などの自然災害時に避難をする際、ペットと一緒に避難しますよね?
そんな時にでも、大切なワンちゃんやネコちゃんもいざという時に困らないように準備をしておきましょう。
災害時には、誰しもが自分や他の人の事だけで精一杯になってしまうので、ワンちゃんネコちゃんのことは必ず飼い主さんが守ってあげなくてはなりません。

この記事を読むと分かること

ペットフードは何日分あれば安心なのか
ドライフードとウェットフードの違い
ペットに与える水で気をつけたいこと
同行避難のときに持ち出すもの一覧

何日分の食糧が必要?

ワンちゃんネコちゃんの食事は何日分あるかは災害の規模にもよりますが、ライフラインが復旧していない間は、ペットフードなどは配給されることはないでしょう。
場合によっては1か月くらい手に入らないかもしれないので、十分な量を用意しておいてあげたほうが安心ですね。
特にアレルギーや苦手なものがあるペットは注意が必要です。

人の備蓄より長めに見ておく理由

人の非常食は3日分が目安とされていますが、ペットフードはそれより長く備えるのが基本です。
支援物資は人間の食料が優先されるため、ペット用品は後回しになりやすいからです。

そのため最低3日分、できれば7日分を目標にしてください。
必要量を体重別に整理したものは家族の一員である、ペットのために非常食を準備しておきましょうでまとめています。

ペットにとっての非常食とは?

できるだけ普段から食べなれているフードがいいですが、非常時はワンちゃんネコちゃんにも強いストレスがかかりますので、下痢をするなど体調を崩すこともあります。
なるべく普段使っている容器で普段の食事をさせてあげたいですね。

いつもの器と敷物を持ち出す

環境が変わるだけで食べなくなる子もいます。
そのため器やマットのように「いつもと同じもの」を1つ持ち出せると、食べてくれる可能性が上がります。

かさばらないものなので、持ち出し袋に入れておいてください。

非常食になるフードの種類

ドッグフードやキャットフードには大きく分けて2つのタイプがあります。
ドライフード(フリーズドライになっているもの)
常温で保存ができ、乾燥しているので持ち運びが軽い。
ウェットフード(レトルトや缶詰になっているもの)
味がしっかりしていてストレスを受けている環境下でも食べやすいが、重さがあるためかさばる。
非常時に備えてドライフードとウェットフードの両方備えておけると安心ですね。
ドッグフードを食べる犬

2つを組み合わせる目安

どちらか一方にせず、割合で考えると決めやすくなります。

ドライフードウェットフード
持ち出し袋多め少量
自宅の備蓄半分半分
理由軽く保存期間が長い水分が摂れて食いつきが良い

避難時に持ち出すぶんは重さが問題になるためドライ中心に、自宅にとどまる場合は重さを気にせず済むのでウェットを混ぜられます。

ペット用のお水について

避難所などではペットの入場が規制され、いつもの生活が送れないため、ワンちゃんネコちゃんにとっても辛い生活になります。
そんな時でも欠かせないのがお水ですよね。
人間が飲む分だけでも精一杯の状態では、少し我慢してもらわなくてはいけませんが、フードと同様になるべく備えておくことによって対策ができます。
人用のミネラルウォーターを備蓄する際、ワンちゃんネコちゃんには硬水より軟水のものを用意するようにしましょう。

なぜ硬水を避けるのか

硬水にはカルシウムやマグネシウムが多く含まれています。
これらを摂りすぎると、犬や猫では尿路結石の原因になる可能性が指摘されています。

いっぽう日本で売られているミネラルウォーターの多くは軟水です。
そのため購入時に硬度の表示を確認し、軟水を選んでおけば人とペットで同じ水を使えます。

水の必要量は水の備蓄についてで解説しています。

水も普段のものに近づける

普段から水道水を飲んでいる子が、急にミネラルウォーターだと口をつけないこともあります。
そのため一度だけでも備蓄する水を飲ませて、慣らしておくと安心です。

同行避難のときに持ち出すもの

フードと水のほかにも必要になるものがあります。
避難が決まってから探していると間に合わないため、あらかじめ1か所にまとめておいてください。

分類持ち出すもの
食事フード3〜7日分、水、食器、水入れ
移動ケージまたはキャリーケース、リード、ハーネス
衛生トイレシート、ビニール袋、ウェットティッシュ、タオル
健康常備薬、療法食、ワクチン接種の記録
身元迷子札、鑑札、写真(はぐれた場合の目印)

このうち見落としやすいのが写真です。
はぐれてしまったときに探すための手がかりになるため、スマートフォンだけでなく紙に印刷したものも入れておくと確実です。

ケージに慣らしておくことも備えです

避難所ではケージに入れて過ごすことが求められる場合があります。
普段ケージを使っていない子は、そこで大きなストレスを受けてしまいます。

そのため物をそろえるだけでなく、普段から短時間でもケージで過ごす練習をしておくと、当日の負担が軽くなります。

ペットの備えに関するよくある質問

避難所にペットと一緒に入れますか

自治体や避難所によって対応が異なります。
同行避難が認められていても、居住スペースは別になることが多いため、ケージが必要になります。
事前にお住まいの自治体の方針を確認しておいてください。

フードの賞味期限はどれくらいですか

ドライフードは未開封で1年から1年半、ウェットフードは2年前後が一般的です。
人の非常食より短いため、普段使っているものを回していく方法が向いています。

療法食を食べている場合はどうすればよいですか

入手が難しくなるため、通常より多めに備えておく必要があります。
かかりつけの動物病院に相談し、どのくらい持たせられるか確認しておくと安心です。

おやつも備えたほうがよいですか

あると役立ちます。
食欲が落ちたときに食べるきっかけになり、落ち着かせる手段にもなります。

猫と犬で備え方は違いますか

基本の考え方は同じですが、猫のほうが環境の変化に敏感な傾向があります。
そのため猫の場合は、いつものフードと器、匂いのついた敷物をより意識して用意してください。
また猫は自分から水を飲む量が少ないため、水分を含むウェットフードの割合を高めておくと脱水を防ぎやすくなります。

停電するとペットへの影響はありますか

あります。
夏場は冷房が止まって室温が上がり、熱中症の危険が高まります。
そのため保冷剤やうちわ、凍らせたペットボトルなど、電気を使わずに涼をとる手段も一緒に備えておいてください。
冬場は逆に毛布やタオルが役立ちます。

まとめ

日ごろから特定の食事、特定の環境でしか食事をしない、というのではなくいろいろなシチュエーションでも対応できるように慣らしておけるといいですね。
ワンちゃんネコちゃん用のサプリメントもありますので、おやつと一緒に備蓄しておくのもいいと思います。

その他、ケージやキャリーケース、トイレマットやビニール袋なども必要になることもあります。
すぐに持ち出せるように準備しましょう。

まずは普段のフードを1袋多めに買うことから始めてみてください。
それだけで数日分の備えになり、期限が近づいたら普段の食事として使えます。

そのうえで水と食器、そして迷子札の確認まで済ませておけば、同行避難の準備はほぼ整います。
人の非常食とペットの備えは、置き場所も管理の方法も同じ考え方で進められます。