非常食の保管場所はどこがいい?分散させる置き方を解説

床下収納

非常食を買って揃えるのはいいけど、置く場所に悩みますよね。
食品だけでなく、お水も含めると重量もそれなりに重くなりかさばります。
そんな非常食を保管する上での収納のポイントについてお伝えします。

この記事を読むと分かること

非常食を置いてよい場所と避けるべき場所
なぜ1か所にまとめず分散させたほうがよいのか
どこに何を置くと使いやすいのか
しまった中身を忘れないための管理方法

非常食の保管は「分散」が基本です

結論からお伝えすると、非常食は1か所にまとめず、家の中の2か所から3か所に分けて置くのがおすすめです。
理由は単純で、地震で家具が倒れたり、部屋に入れなくなったりしたときに、1か所だけだと取り出せなくなってしまうからです。

そのうえで、置く場所は高温多湿にならないところを選びます。
この2点さえ押さえておけば、あとはご自宅の間取りに合わせて決めて問題ありません。

保管場所の注意点

まず食品なら当たり前ですが、高温多湿の場所は避けましょう。
屋根裏などの収納では夏は高温になりがちです。
そんな場所に何日も置いておくと熱で成分を分解してしまう恐れがあります。

賞味期限内だとしても食べる時にはまずくなってしまうので、包装に書かれている保存方法に従うようにしましょう。

とくに避けたい3つの場所

経験上、次の3か所は非常食の置き場所として向いていません。

場所避けたい理由
屋根裏・ロフト夏場に高温になり、品質の劣化が早まる
車のトランク夏は車内が高温になり、地震時は車まで行けないこともある
ベランダ・屋外直射日光と温度差、雨や虫の影響を受ける

いっぽう「涼しくて暗い場所」であれば、押し入れの下段でも玄関収納でも問題ありません。
賞味期限は適切に保管された前提の数字なので、置き場所が悪いと表示より早く劣化してしまいます。

種類ごとの保存期間は非常食の賞味期限は何年?種類別の保存期間一覧で一覧にしています。

おすすめの保管場所

私の実家では、玄関収納の一部と床下収納に分けて保管しています。
震災時にすぐに持ち出すため、という考えではなく、一番取り出しやすいのが玄関付近かな、ということでした。
床下収納には、携帯用のポリタンクに水を貯めたものや缶詰、カセットガスなどを保管しています。
玄関収納には、ウェットティッシュやビニール袋、タオルなどの小物を不要になったリュックに詰めて保管しています。

場所ごとに置くものを決めておく

分散させるときは、場所ごとに役割を決めておくと迷いません。
実家での分け方をもとに整理すると、次のようになります。

場所置くもの理由
玄関収納持ち出し用のリュック、小物、ウェットティッシュ避難するとき最短で持ち出せる
床下収納水、缶詰、カセットガス重いものを低い位置に置ける
キッチンの一角レトルト食品、パックごはん、インスタント食品普段の食事で回して期限切れを防げる
寝室のベッド下スリッパ、懐中電灯、水500mlほど夜間の地震で閉じ込められた場合に備える

とくにキッチンに置く分は重要です。
普段の食事に組み込んで消費していくローリングストック法を回すには、手の届く場所にあることが前提になります。

重いものは低い位置に置く

水は2リットル6本で12kg以上になります。
そのため高い棚に置くと、地震で落下して危険なだけでなく、日常の出し入れも負担になります。

床下収納や押し入れの下段など、腰より低い位置に置くようにしてください。
水の必要量は水の備蓄についてで解説しています。

分散して置くべき3つの理由

1か所にまとめたほうが管理は楽ですが、それでも分けたほうがよい理由があります。

1 その部屋に入れなくなる可能性がある

地震で家具が倒れたり、扉が歪んで開かなくなることがあります。
非常食をすべてその部屋に置いていた場合、家にあるのに取り出せないという事態になってしまいます。

2 避難と在宅で必要なものが違う

家を出て避難所に向かう場合は、軽くて持ち運べるものが必要です。
いっぽう自宅にとどまる在宅避難では、重い缶詰や水が主役になります。

そのため「持ち出す分」を玄関に、「家で使う分」を収納に分けておくと、どちらの状況にも対応できます。

3 目に入る場所があると期限を忘れない

すべてを押し入れの奥にしまうと、存在そのものを忘れてしまいます。
一部を普段使う場所に置いておけば、目に入るたびに期限を意識できます。

保管時のポイント

そこでオススメしたい保管方法ですが、収納する前に写真を撮っておくことです。
特に床下収納の場合、一度しまってしまうと中々開ける機会がないので、何をしまったかを忘れがちです。
写真を一枚残しておくことによって、あれとこれは床下収納にあるんだな、と開けなくても確認ができるので便利です。
できれば、ペットボトルの水や缶詰などをしまう場合は、賞味期限などをメモに書き写しておくと、管理がしやすいですね。

そしてメモをする際にはこの防水メモがおススメですよ。
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箱に期限を大きく書いておく

写真とメモに加えて、箱の側面に油性ペンで期限を大きく書いておく方法も有効です。
小さな表示を探す手間がなくなり、開けた瞬間に判断できます。

書くのは「2029.3」のように年月だけで十分です。
そのうえで期限の早いものを手前に置いておけば、次に消費すべきものが一目で分かります。

非常食の保管場所に関するよくある質問

すべて同じ場所にまとめてはいけませんか

まとめても構いませんが、その部屋に入れなくなるリスクは残ります。
少量でも別の場所に分けておくと安心度が上がります。

クローゼットの奥でも大丈夫ですか

温度と湿度の条件は問題ありません。
ただし奥にしまうと存在を忘れやすいため、写真を撮るか期限をメモしておいてください。

冷蔵庫に入れる必要はありますか

必要ありません。
非常食は常温保存を前提に作られているため、涼しく暗い場所であれば十分です。

どのくらいの頻度で確認すればよいですか

年に1回でも構いません。
防災の日である9月1日や、年末の大掃除のときに合わせると忘れにくくなります。

置き場所がない狭い部屋での工夫

一人暮らしのワンルームや玄関の狭い住まいでは、専用のスペースを空けるのが難しいことがあります。
そういう場合は、新しく置き場所を作るのではなく、いま使っている収納に混ぜてしまうほうが現実的です。

普段の食品棚に混ぜる

レトルト食品やパックごはんであれば、普段の食品と同じ棚に少し多めに置いておくだけで備蓄になります。
専用の箱を用意しないぶん場所も取らず、消費と買い足しも自然に回ります。

ベッド下と家具のすき間を使う

ベッドの下や冷蔵庫の横のすき間は、意外と使われていない空間です。
水の2リットルボトルは立てて置けば奥行きを取らないため、こうしたすき間に収まります。

一人暮らしでの備え方は非常食を一人暮らしでも準備してみませんかで解説しています。

私の家では玄関が狭いので、靴だけでいっぱいです。。。。(泣)
シューズインクローゼットがあるお部屋に住みたい。

まとめ

非常食の保管で大切なのは、高温多湿を避けることと、1か所にまとめず分散させることの2点です。
そのうえで場所ごとに置くものを決めておけば、避難する場合と自宅にとどまる場合の両方に対応できます。

まずは今ある非常食を一度取り出して、写真を1枚撮ってみてください。
そこから「これは玄関」「これはキッチン」と振り分けていけば、置き場所は自然と決まっていきます。