非常食を備えている家庭は4割|点検が続く仕組みの作り方

各家庭で、1年に1度、家庭の非常食をチェックしてみてませんか?
もし、まだ備えていない家庭は、是非この機会に非常食を準備してみませんか。

非常食は買った時点で終わりではなく、定期的な見直しが必要になります。
とはいえ「点検しよう」と思うだけでは、なかなか手が動かないものです。

この記事では、非常食を備えている家庭がどれくらいあるのかという実態を確認したうえで、点検を続けるための仕組みと、定期的に非常食が届くサービスをご紹介します。

この記事を読むと分かること

非常食を備えている家庭はどれくらいあるのか
どんな非常食が実際に選ばれているのか
点検を忘れないための仕組みの作り方
非常食が定期的に届くサービスの使い方

非常食は必要?

「1人暮らしを始めてから、非常食を備えています。」という方はなかなかいませんよね?

ミドリ安全の調査でも、子育て世代でさえも、非常食を備えている家庭が4割という、おどろきの結果がでていました。

けれど、みんなが準備していなくて、大丈夫なのかなぁ?
と考えてみると、こんなに準備していない家庭が多いと、いざというときに大変ですよね。

防災の日をきっかけに、あらためて非常食について考えてみてください。

備えていない理由の多くは「置き場所」と「管理の手間」

備えていない家庭が多い背景には、必要性を感じていないというより、手間の問題があります。

置き場所が思いつかない。
買っても期限を切らしてしまう。
何をどれだけ買えばよいか分からない。

このうち「何をどれだけ」は数字が決まっているため、いちばん解決しやすい部分です。
1人あたり水9リットルと主食9食が3日分の目安になります。
根拠は最低3日分の非常食を確保しようで解説しています。

どんな非常食を買っているのかな?

非常食は、「3日分準備しましょう」とよく耳にしますが、実際に各家庭で、どんなものを買っているか気になりますよね。

Amazonなどでは、やはり3日分の食事とライトなど必要と思われる簡易セットが一緒になった「防災セット」が人気のようです。

ピースアップ 5人用/3日分(45食) 非常食セット アルファ米/パンの缶詰

非常食セットの中身


また、家庭で購入する非常食は、避難所などで配給されないような、少し高級な非常食も人気のようです。

一昔前より、缶詰なども種類が豊富ですので、是非チェックしてみてください。

セットを買うか、自分でそろえるか

どちらにも向き不向きがあります。

防災セット自分でそろえる
手間一度で揃う少しずつ買い足す
味の好み口に合わないものが混ざる食べたいものだけ選べる
期限の管理同じ時期に集中する買った時期がばらける
向いている方まず形をつくりたい方普段の食事に組み込みたい方

はじめの一歩としてはセットが手軽です。
そのうえで食べてみて好みのものを買い足していけば、期限も自然に分散していきます。

こんな非常食システムもありますよ。

非常食を買ったけど、気がつけば数年が経っている‥‥防災ボックスを開けたことがないというお話も聞きます。
1度買うと安心して、開けることがないまま数年ということもあると思います。

けれど、非常食には賞味期限があります。
レトルトものであれば3年くらい。
缶詰で5年くらいが一般的です。
なので、やはり定期点検は必要ですよね。
点検日を忘れない日に決めておくことも1つの案ですが、最近では、ローリングストック法が推奨されています。

種類ごとの詳しい保存期間は非常食の賞味期限は何年?種類別の保存期間一覧で一覧にしています。

今日は日清が行っている、ローリングストック法を実践しやすくするために、定期に災害食を送ってくれるというシステムをご紹介します。

定期的に届く災害食のセット


この方法は、初回はいざとなれば背負う事がてきる段ボール箱に災害食として、カップヌードルが送られてきます。
またそのカップヌードルをどこでも食べられるように、コンロやお水などもセットされています。

各家庭では、この3か月にいちど送られてくるカップヌードルを入れ替えて、古い物を食べるという方法で、生活の中にローリングストック法を組み込んでいきます。

送られてくるカップヌードルも種類が豊富で、いざ食べる時、どれにするか悩みますよね。

日清 カップヌードル 6種類×各5個ずつ 合計30個

カップヌードルの詰め合わせ


定期便が向いている家庭

こうしたサービスが効くのは、自分で管理する時間が取りづらい家庭です。
3か月ごとに届くタイミングが点検日の代わりになるため、忘れる余地がなくなります。

いっぽう普段から自炊していて食品の在庫を把握できている家庭であれば、自分で回すほうが費用は抑えられます。
自分で回す場合の手順はローリングストック法とは?始め方と続けるコツを解説でまとめています。

点検を忘れないための3つの工夫

定期便を使わない場合でも、仕組みにしてしまえば続きます。

1 日付を固定する

防災の日である9月1日や、年末の大掃除の日など、毎年必ず来る日に決めてください。
「気づいたときに」では結局忘れてしまいます。

2 箱の外に期限を書く

小さな表示を探すのは手間がかかります。
油性ペンで箱に「2029.3」と年月だけ書いておけば、開けた瞬間に判断できます。

3 目に入る場所に一部を置く

すべてを押し入れの奥にしまうと存在を忘れます。
キッチンの棚に数食分だけ置いておけば、目に入るたびに意識できます。

置き場所の分け方は非常食の保管場所はどこがいい?分散させる置き方を解説で解説しています。

非常食の見直しに関するよくある質問

どのくらいの頻度で点検すればよいですか

年に1回で十分です。
賞味期限が3年から5年の食品が主体なので、年1回の確認で期限切れは防げます。

期限が切れていたらどうすればよいですか

水分の少ない食品であればすぐに食べられなくなるわけではありません。
判断の基準は賞味期限切れ非常食はいつまで食べられる?安全な見分け方と活用術でまとめています。

家族の人数分をどう計算すればよいですか

1人あたり水9リットルと主食9食を人数分にかけるのが基本です。
家族構成ごとの内訳は地震に備えていますか?各家庭で備蓄しておくべき非常食で整理しています。

点検のときは何を見ればよいですか

確認するのは賞味期限、包装の状態、そして量の3点です。
包装がふくらんでいたり破れていたりするものは、期限内でも処分してください。

子どもと一緒に点検してもよいですか

むしろおすすめです。
非常食を実際に食べてみる機会にすれば、防災を家族で共有できます。
味を知っておくことは、いざというときに食べられるかどうかにも直結します。

点検の日は「試食の日」にすると続きます

点検を作業として捉えると、どうしても後回しになります。
そこで期限が近いものを食卓に出す日として決めてしまうと、義務感なく続けられます。

アルファ米を炊いてみる、パンの缶詰を開けてみる、といった形であれば家族の関心も引けます。
そのうえで食べたぶんを買い足せば、それだけでローリングストックが1周したことになります。

実際に食べた感想を残しておくと、次に買うときの判断材料にもなります。
おいしかったものは普段でも食べておいしい・非常食3選のように記録しておくと、家族の好みが見えてきます。

まとめ

非常食は、色々なアイディアがうまれ、年々進化していますよね。
マメに災害食を管理する時間がない方には今日ご紹介した、日清のシステムは助かりますよね。
是非各家庭にあった方法を見つけてみてください。

大切なのは完璧な備蓄をつくることではなく、点検が続く形にしておくことです。
まずは点検する日を1日決めて、カレンダーに書き込んでみてください。